特長


院内感染を防止し、より多くの手術を安全に速やかに実施できる環境をつくる、
それが私たちホギメディカルの使命です。
手術室の観察・調査から生まれた3つのイノベーション



私たちは「”現場観察”が新しい製品を生み出す」と考えています。約60年前、創業者は医療の現場に通い詰め、医療材料の「滅菌」の必要性に気づきました。そこで当時、薬の包装に紙が使われていたことに着目し、同じように滅菌用の袋を紙で作ることができるのではないかと考え、ゼロから作り上げたのが「メッキンバッグ」です。「メッキンバッグ」の普及とともに新たな課題を把握し、不織布製品が生まれ、そしてキット製品へと発展していきました。
安全を徹底し手術時の労力を低減
主力製品の「プレミアムキット」は、手術材料の準備過程の観察から生まれました。より安全で効率的な手術を追求し、医師や看護師の労力低減に大きく貢献しています。
経験に頼った医療材料の準備
- 個人の経験による材料準備
- 不足物品準備のため、手術が一時停止
手術準備室で、使用材料を
一つ一つ棚から取り出して準備

ばらつきが発生
医療機関ごと、手術ごとの材料が
1つになったカスタムパッケージ
- 国内外主要メーカー約170社、20,000点の部材の中から、ご要望に合わせて設計
- 手術手順に沿って材料をパッケージ可能
プレミアムキットでは、術前・術中・術後で
使用される材料を使用順で
パッケージ化

約69分→約10分に短縮*
強みとポテンシャル
観察・調査から始まる開発プロセス
私たちの製品づくりは「みる」ことから始まります。医療環境から現場の小さな課題まで、お客さまに関わる全ての状況を「みる」こと、そしてお客さまが必要とするものを「わかる」こと、それをカスタマイズし、パートナー企業とも連携しながら製品を進化させお届けすることで医療現場をサポートしています。このプロセスを続けることで、キット製品は成長してきました。
これからさらに成長するポテンシャル
日本の医療環境を支える存在へ
地域医療のニーズや
機能分化による
病床再編に対応
高齢社会になった日本で
医療が直面する
課題に挑戦
手術準備作業の仕組みを変え、
生産性を向上させ、
医療従事者の
働き方改革を支える
日本では高齢化が進み、手術医療の需要は増加する一方で、手術を支える医師や看護師の数は充足していないという課題を抱えています。過疎地ではその傾向がさらに強まっています。このような日本の手術現場の人手不足をサポートし、ニーズにきめ細かく対応した製品を供給することで、一人でも多くの患者さんが一日でも早く手術を受けられる環境をつくる。私たちはそのためにより良い製品づくりを目指しています。
海外におけるキット市場の拡大
(1) Global Sterile Surgical Procedure Pack Market 2024 by Manufacturers, Regions, Type and Application, Forecast to 2031 1ドル145円換算
(2) 矢野経済研究所『2022~2023年版 医療・衛生用品の市場実態と製品別需要動向』
(3) CAGRは上記(1)・(2)とその過去資料よりホギメディカル作成
キット市場の成長率の高いASEAN諸国の中でも高齢化率の高いタイやシンガポール、また感染対策の需要がこれから発展すると予想されるフィリピンやマレーシアなど、ASEAN諸国では当社製品が役立つ医療現場が多いと考えています。開発・製造・販売の一貫した体制を構築し、日本で認められる高品質で安全な製品を提供することで、アジア市場での存在感を高めていきます。
データでみるホギメディカル
個別記載のないものは2025年3月期時点の連結情報を基に作成
※キット製品シェア率は株式会社矢野経済研究所『2022-2023年度版 医療・衛生用品の市場実態と製品別需要動向』



