滅菌バッグは一重でも十分な強度と無菌保持性を有しています。二重包装の必要性を予め十分ご検討のうえ対応をお願いします。
①内側の滅菌バッグに無菌保持性が必要である場合
無菌病棟等へ内側の滅菌バッグ全体を無菌状態で供給される場合が想定されます。
内側の滅菌バッグを外側より一回り小さいサイズにして、折ったりしないで開口部が無いようにヒートシールをしてください。
②内側の滅菌バッグに無菌保持性が不要の場合
内側の滅菌バッグを保護材として使用している場合です。鋭利な器材や重量物などによる滅菌バッグの破損防止が目的であり、必ずしも滅菌バッグを使用しなくてもよい状況です。正確には2重包装とは区別される状態であり、滅菌バッグを使用する場合でも開口部のヒールシールは不要で、折り返しも問題ありません。
尚、いずれの場合でも滅菌時に滅菌バッグ内の被滅菌物への滅菌剤の浸透に影響を及ぼす可能性がありますので、滅菌条件や積載方法などによる滅菌保証への影響を予めご確認のうえ適切に設定ください。